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ドクトル・ローゼン見学の風景


え〜2002年の9月に、縁あってこのドクトル・ローゼン醸造所を訪れる事となりました。正直、とあるテイスティング会場で『ドクトル・ローゼンQba』を口にしたとき…『これってホントにQbaですか?』って(つまり、それ以上に感じたわけです)…私自身、ビックリして感動してまして…この蔵を訪れる事ができると言う事は、ホント願ったりかなったりだったわけです。
が!正直、蔵の中をじっくり見せてはくれなかったですね。おそらく、蔵が改装中で、ごちゃごちゃしていた事と、大人数にドカドカと入り込まれたくない…というお考えがオーナーさんのエルンスト・ローゼンさんにあったのかな?
ただ、色々とおもてなし頂いたのは…恐縮の至り…です。ありがとうございます。
03/04/05-コメント記載
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※日本酒のお酒メニューは下記に記載してあります。

●ドクトル・ローゼン醸造所の蔵見学●


ワイングート・ドクトル・ローゼン エルンスト・ローゼン

■2003年4月5日記載(見学は2002年9月)
どもども…HP担当者です。日記形式で、写真を織り交ぜつつ蔵見学を記載させて頂きます。
私は以前ローゼンさんのQbaを口にして、いたく感動した一人でありまして…この蔵に来るのが楽しみでありました。蔵の全体像は上記写真です。訪れたときは前の道路の拡張に伴う改装中で、結構ごちゃごちゃしてました。
で、ローゼンさん宅でご一緒にランチを頂くと言う贅沢な運びとなりました。
←写真左
そこでは、『Drローゼン銘柄各種』はもとより、ローゼンさん所有プロデュースの辛口白『J.L.ヴォルフ』も頂く事が出来ました。
→写真右
ローゼンさんのお話を伺いながら、お食事、そしてワインを頂く…という事だったのですが…このエルンスト・ローゼンさんの人柄を一言で言い表すと…『情熱の造り手』…とにかく熱く語る人でした。ってか口が止まらない…一種ワインマニア?ってな感じな人で、とにかく細かいところまでこだわると言うか、何か熱い物を人柄、ワインともども感じました。それが、この蔵を今日の名声へ押し上げた原動力になった事は言うまでも無い事でしょう。
皆さん…学生の頃…自分の興味のある事に…やたら細かく語る人ってクラスに一人はいませんでしたか?そんな感じの人です。
実際、ワインマニアと言うのは本当で、世界各国の超高級ワインを集めているコレクターでもあります。ロマネコンティやボルドーのグランヴァンなど…すごい物が並んでいましたね。
やはり、フランスワインが目立ちました。ランチをした食堂には、いままで飲み干した高級ワイン(それもヴィンテージ物)がいっぱい並んでいました。さすが、金持ち!?…と圧倒されましたね。
このようなワインマニアぶりも、現在のワイン造りに生かされているのでしょうね。
←右左→両方の写真参照
ローゼンさんのコメントで(もちろん通訳の方がいましたよ)、特に強く言っていた事は、畑…つまり土壌と日当たりの良い畑…これがワイン造りで最も重要だ…という事を強調されていました。

『うちの畑はすべてグランクリュ(特級畑)とプルミエクリュ(1級畑)だ!』と繰り返し強調。…って現在ドイツに畑の格付けってないんですよね。実は…昔、モーゼルには畑の格付けがあって、これは現在のフランスのブルゴーニュの畑の格付けと似たシステムになっておりました。
ようは、より良い畑を所有している人から、固定資産税を多く徴収すると言う政府の考えにより、以前は格付けされていました。その細かい区分けの文献が、近年発見され、そのカラーコピー物がモーゼルのお土産屋さんで売っております(かなり高かったです。日本円で5千円以上かな?)。
そのポスターを取り出し、『ほら、うちの畑は特級と、1級畑になるでしょ』という感じです。ちなみに、この文献の畑の事を言っていた蔵は今回の旅行中、他のところでも指摘しているところがありました。
蔵見学の後半はローゼンさんが自腹でチャーターした(と言う業者の話でした)船で、モーゼルの川を下り(上り?往復しました)ながら、所有する畑を見学しつつ、その畑のワインを堪能…とこれまた贅沢なおもてなし&粋な計らい。この演出にはホント恐縮しました。船上でテイスティング(頂いた)ワインは10種程度。しかしながら、2度とお目見えする事がないであろう、貴重なワインまで頂いて…一緒に旅行した型の中には『これは凄い扱いだなぁ…』な〜んてコメントする方もいましたね。
右の写真はヴェーレナー・ゾンネウアー(日時計)畑。真ん中の白っぽいのが日時計です。都合上、写真は小さくしております。→
左の写真←はエルデナー・プレラート。エルデン村のプレラート(司教や高僧の意味)畑。この畑はローゼンさんが所有する畑の中で、最優良畑であり、モーゼル地域の中でも最高の畑。産出されるワインも最高級品。わずか0.5haの畑から産出されるこのワインはハーフサイズで数万円はするという代物。
ちなみに、私どもはこのプレラートの1969(貴重品)と2001を頂きました(テイスティングしたと言う事です)。
夕食もローゼンさんとモーゼル川沿いのレストランで一緒に頂き、別れ際には、『グラーハー・ヒンメルライヒ 1999 リースリング アウスレーゼ』のハーフサイズにローゼンさん直筆のサインを書いて頂きまして、お土産に頂きました。これは、今回の旅行の思い出にとっておいてあります。
ローゼンさんは親から譲り受けた畑と醸造所を改革。農地改革においては葡萄の収穫量を半分にしたり、化学肥料の使用をやめ、有機肥料を使った農法へと変更。また醸造法においては、出来るだけ人の手をかけずにワインがおのずと自ら熟成してゆく…素朴な醸造法にこだわるなど…。昔ながらの醸造法にこだわりました。
現在は木の樽での醸造50%、ステンレスタンクで醸造を50%。出来たワインをブレンドしております。これは、木の樽での醸造での凝縮感や複雑味、旨みを残しつつ、ステンレスタンク醸造による、アロマやフルーティさなど表現…お互いの良さを組み合わせる…という事がコンセプトにあるようです。
ローゼンさんは…『私はワイン醸造のオーナーでありプロデューサーです』と言ってましたね。まさに、ワインマニアが度を越すと…このようなワインが出来上がると言う、良い例でしょう。皆さんもローゼンさんのワイン…一度ご堪能されてはいかがでしょうか?ローゼンさんの銘柄紹介のページはこちらです。
また、以前の日記にモーゼル地域における講釈を掲載している日記があります。こちらも合わせてどうぞ!

その他のワイン掲載の一覧はワインの仲間のページからどうぞ!

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